ウッドチップとその利点

☆ウッドチップコースの構造
南馬場のBコースを改造して、平成4年9月にオープンした内側から2番目のコースがこのウッドチップだ。1周1600m、幅20mの馬場に、杉の木と赤松の木屑、バーク(杉の木の皮)が厚さ5センチに敷きつめられている。ホームストレッチには、勾配1%の坂が新たに設けられている。

☆その効果
ダートコースよりクッションが良いために、人間の約10倍もある馬の脚部の保護には最適のコースといえる。ウッドチップコースは構造上、骨に対しては優しいが、筋、腱、筋肉には非常に厳しく、普段ダートの調教では鍛えることのできない部分まで強化が可能である。また、ウッドチップの出現で、脚部に多少の不安を持っている馬でもレースヘの出走が可能な状態となるため、現在美浦トレーニングセンターの中でもっとも利用されている。

☆なぜタイムが速いか
1.走るコースが違う
通常ダートコースではダクを踏む馬はコースの内側、キャンター以上は外側を回ることになっているが、ウッドチップコースではまったく逆で、追い切る馬がインコースを回るのが原則。内と外の差が1周で173mもあるだけに、当然タイムも速くなるわけである。

2.クッションの違い
非常にクッションが良く軽い馬場であるため、脚元にかかる負担が少なくなって、硬い馬場では強い追い切りができなかった馬でも、ビッシリ追い切れるようになった。

3.入場制限
混雑緩和を目的に、原則としてキャンター以上の馬しか入場出来ない仕組みになっている。そのため、馬場入りするほとんどの馬が追い切りをかける。ほかのコースに比べてタイムを計時する馬が圧倒的に多い。 


美浦の坂路コースへすすむ