パドックでのチェックポイント5?6

5. 休養明けの馬体重増加は当然

休養する馬は骨折、笹針治療、脚部不安、あるいはノド鳴りの手術のほか、軽いものでは単なる疲労回復のための休養と様々な理由がある。しかし、3カ月以上休養して馬体が減って出走してきた場合は、その馬の調子を疑ってかかるべきだ。
脚部不安、骨折などで休んでいた馬は、脚元に負担がかからないようにカイバを減らして体重を軽くする場合が多いため、好調時より減ってしまう。脚部不安が去ったとしても、攻め馬で速いところをやることにより再発への不安が残り、攻め馬も軽くしがちになる。カイバを減らし、調教も軽い、そして体が減って出走してくる休養明けの馬は100%凡走すると言える。
6カ月以上休養していた3才?5才馬などは、成長期でもあり大きく体重が増えていて当然。この時期に休養明けで出走し、馬体が増えていないような馬は、成長力が乏しい。



6. 夏と冬では体重差の解釈が違う

ここでは夏場と冬場の馬体重の違いについて述べてみたい。夏場は暑いので汗をかくのは当たり前。そのため体重が減ることが多いので、大きな差がなければ気にしなくてもいい。”夏場の休養明けの馬は走るが、冬場は走らない”という格言をご存知だろうか。これは、夏は暑いためトレーニングで汗をかき、体を作りやすいことを指している。特に太目の馬は、絞りやすい時期だけに短期間で仕上がる。冬場は寒いために筋肉も固くなり、汗をかかないので夏場より仕上がりにくい。そこでこのような格言が生まれたのだろう。

パドックでのチェックポイント7?8へすすむ