返し馬の決め手はフットワーク


返し馬を見る場合、まずポイントになるのはフットワークの良し悪しである 。馬には人間同様個性があり、一概には決められないが、好調な馬は軽快なフットワークを見せるものである。返し馬をやる馬の中でも強弱がある。だが、それらは馬の個性、その時々の状態に合わせてやっているので、あまり気にする必要はない。要はいかに軽快なフットワークを見せるかにかかっている。しかし、次にあげる場面 を見た時は、特に注意してほしい。

☆今まで軽い返し馬しかやらなかった馬が、強い返し馬をやった場合
考えられるのは、好調時の元気がないため気合いをつけたということ。強く追って馬に走る気を起こさせる。それで本来の気合いを取り戻したら、良い返し馬をやったといえるだろう。まったく変化がなければ、消しの材料となる。

☆強い返し馬をやっていた馬が、軽くした場合
普段よりイレ込んだ時、馬体が細化した時、または輸送などで発汗が激しかったことなどが考えられる。勿論、このような場合は評価を下げるべきである。

☆返し馬をまったくやらなかった馬が、やった場合
これは判断が非常に難しい。良い方に考えれば精神的に大人になったということであるが、本来の気合いを欠いているという場合も十分ある。今までの経験からは後者の方が多いが、返し馬をやれるようになってから本格化した馬もいる。それだけに、その時のレース内容はどうだったか覚えておく必要がある。

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